該当件数:17件
家事関係裁判 別居中の夫婦間において,妻である抗告人が,夫である相手方に対し,前件調停で定められた未成年者らとの面会交流に関する条項の変更を求める事案において,原審が抗告人と未成年者らとの面会交流を間接交流とするのが相当であるとしたのに対し,抗告審は,長女に対する調査の実施時期や間接交流の継続的な実施状況等を踏まえ,未成年者らの意向・心情等の調査を改めて実施し,直接交流の可否や面会交流の具体的方法等を検討する必要があるとして,原審に差し戻した事例(東京高決令和4年8月18日 面会交流審判に対する抗告事件)
東京 : 日本加除出版 , 2023.04.00. - (家庭の法と裁判 ; 43)
和雑誌記事
家事関係裁判 : 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づき,母である相手方が,父である抗告人に対し,子らをその常居所地国であるフランス共和国に返還するよう求めた事案において,相手方が主張する返還拒否事由があるとは認められないなどとして,子らの返還を命じた原決定は相当であるとして抗告を棄却した事例(大阪高決令和2年12月8日 子の返還決定に対する抗告事件)
東京 : 日本加除出版 , 2022.10.00. - (家庭の法と裁判 ; 40)
子奪取条約と人身保護請求(最一小判平成30・3・15) / 織田有基子
東京 : 有斐閣 , 2021.11.00. - (別冊ジュリスト ; 256)
家事関係裁判 : 別居中の夫婦間において,未成年の母(相手方・原審申立人)が,未成年者の父(抗告人・原審相手方)に対し,未成年者(平成20年生)との面会交流の調停を申し立て,これを本案として,毎週1回,a市内で日曜日の午前10時から午後2時まで面会交流を仮に求めた審判前の保全処分において,原審が,未成年者が母に対し拒絶的な姿勢を強めつつあるのは身近な大人の影響によるもので,この状態を解消するためには,早期に未成年者自身の体験等を通じ母を理解する機会を設けることが必要であり(本案認容の蓋然性),かつ,母が食道がんに罹患し余命の告知も受けている状況下では保全の必要性も認められるとして,毎月1回,a市内で1時間程度の面会交流を仮に認めた判断の抗告審において,原審の判断が維持された事例(仙台高決令和元年10月4日 審判前の保全処分(面会交流)申立審判に対する即時抗告事件)
東京 : 日本加除出版 , 2021.08.00. - (家庭の法と裁判 ; 33)
家事関係裁判 : 親権者である養父及び実母から暴行等の虐待を受け,一時保護の措置がとられている子について,親権者らによる親権の行使が不適当であり,そのことにより子の利益を害することは明らかであるとして,親権者らの子に対する親権をいずれも2年間停止した事例(東京高決令和元年6月28日 親権停止申立却下審判に対する抗告事件)
家事関係裁判 : 申立人(母)が,親権者である相手方(父)に対し,未成年者の親権者変更を本案として,審判前の保全処分(親権者の職務執行停止,職務代行者の選任)を申し立てた事案において,申立人の監護状況には問題はなく,15歳の未成年者の意思を尊重すると本案認容の蓋然性が認められ,かつ,未成年者の高校進学に必要とされる担任教師との三者面談,出願及び高校受験が間近に迫っているのに,相手方が一連の手続に協力しないことからすると,保全の必要性も認められると判断して,本案審判が効力を生ずるまでの間,相手方の未成年者に対する親権者の職務を停止し,その職務代行者に申立人を選任した事例 (水戸家土浦支審平成31年1月18日 審判前の保全処分(親権者の職務執行停止・職務代行者選任)申立事件)
東京 : 日本加除出版 , 2021.04.00. - (家庭の法と裁判 ; 31)
最高裁判例 : 判示事項 : ハーグ条約実施法の規定する子の返還申立事件に係る家事調停における子を返還する旨の定めと同法117条1項類推適用(最一小決令和2年4月16日 終局決定変更申立て却下決定に対する抗告棄却決定に対する許可抗告事件)
東京 : 日本加除出版 , 2020.12.00. - (家庭の法と裁判 ; 29)
ケース研究 : 試行的面会交流の適切な活用の在り方 : 面会交流の円滑かつ継続的な実施に向けて / 熊本家庭調停協会
東京 : 家庭事件研究会 , 2020.02.00. - (ケース研究 ; 337)
ホーム法務Q&A : 離婚後、6歳の息子の親権は? : 日ごろの世話 実績を考慮 : 弁護士 榊原富士子さん
東京 : 日本経済新聞社 , 2018.08.10. - (日本経済新聞)
新聞記事
最高裁判例 : 判示事項 : 国境を越えて日本への連れ去りをされた子の釈放を求める人身保護請求において、意思能力のある子に対する監護が人身保護法及び同規則にいう拘束に当たるとされた事例 : 国境を越えて日本への連れ去りをされた子の釈放を求める人身保護請求において、拘束者が国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づく子の返還を命ずる終局決定に従わないまま子を監護することにより拘束している場合における、拘束の顕著な違法性
東京 : 日本加除出版 , 2018.08.00. - (家庭の法と裁判 ; 15)
家事関係裁判 : 判示事項 : 国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律に基づき、母である相手方が、父である抗告人に対して、子らをその常居所地国であるアメリカ合衆国に返還するよう求めた事案において、子らのうち2名はその意見を考慮に入れることが適当な年齢及び成熟度に達しておらず、他の2名はアメリカ合衆国に返還されること自体に異議を述べているとはいえないなどとして法28条1項5号(子の異議)の返還拒否事由は認められないとし、また、同項4号(重大な危険)の返還拒否事由も認められないとして、子の返還を命じた原決定は相当であるとして抗告を棄却した事例
子の引き渡し拒否「違法性高い拘束」 : ハーグ条約 最高裁初判断 / 岡本玄
東京 : 朝日新聞社 , 2018.03.16. - (朝日新聞)
子の返還拒否「違法」同意なく連れて帰国 最高裁が初判断 : ハーグ条約の実効性担保 : 返還命令は23件 強制執行、6件で断念 : 無理やり引き離せず
東京 : 日本経済新聞社 , 2018.03.16. - (日本経済新聞)
子の福祉の実現に向けた家庭裁判所調査官の活動について : 子の調査を中心として / 小澤真嗣
東京 : 日本加除出版 , 2017.01.00. - (家庭の法と裁判 ; 8)
夫婦関係調整事件における面会交流 - 家事事件手続法のもとでの調停運営 -
東京 : 家庭事件研究会 , 2016.10.25. - (ケース研究 ; 327)
ベストセラー怪読 : 一流の育て方 ムーギー・キム/ミセス・パンプキン著 : 子どもに感謝される育児 / 佐藤康智文芸評論家
東京 : 読売新聞社 , 2016.06.20. - (読売新聞)
くらしの法律相談 : 子どもの親権 : 子の利益を最優先して判断 / 笹川宏
兵庫 : 神戸新聞社 , 2012.04.03. - (神戸新聞)